「カツベン!」感想
★★★★
作品名 カツベン!
製作年 2019年
製作国 日本
時間 127分
公開日 2019年12月13日
監督 周防正行
脚本 周防正行
出演 成田凌 黒島結菜 永瀬正敏
高良健吾 音尾琢真 徳井優
田口浩正 正名僕蔵 成河 森田甘路
シャーロット・ケイト・フォックス
上白石萌音 城田優 草刈民代
山本耕史 池松壮亮 竹中直人
渡辺えり 井上真央 小日向文世 竹野内豊
約100年前、サイレント映画に言葉を合わせる「活動弁士」が人気を博した時代。活動弁士として成功を目指す青年と、周りの人々のドタバタを描いたドラマ。
私は子供のころからなぜかサイレント映画がとても好きなのですが、カツベンの語りはほとんど聞いたことがないので興味深かったです。活動弁士がサイレント映画を自分の言葉で説明していくなんて、今とは全然違う映画の楽しみ方があったのですね。私自身は余計な説明は入れないで欲しいタイプですが、つまらない映画を面白くする技はすごいかも。落語みたいな言い回しがなかなか面白いなと思いました。
そして劇中で上映されるサイレント映画と同じように、今作自体もレトロな雰囲気があって、クラシック映画みたいなちょっと古典的なドタバタシーンがたくさんありました。チャップリンみたいにもっとドタバタが洗練されてたら良かったのにというのはありましたが、監督が伝えたいイメージは伝わって来ましたね。
暗い部分も終始明るく描いているのは良かったです。古い映画が好きな人には楽しめる作品かなと思います。