「パティ・ケイク$」感想
★★★★
アル中の母と車いすの祖母と3人で暮らす貧困家庭の女の子が、得意のラップで夢を掴もうと奮闘する青春ストーリー。監督&脚本&劇中歌も手掛けたジェレミー・ジャスパーの長編デビュー作です。
どんな映画か知らずに観始めた今作。冒頭、だらしない様子の主人公と、荒んだ家庭が映し出されるシーンを観て、正直あまり期待出来なさそうな映画だなと思ってしまいました。そのくらい序盤では先が見えなかった。希望が持てなかったのです。
でも、その第一印象はいい意味で裏切られます。彼女は意外な魅力と才能を持っていて、友人にも恵まれていました。逆境に負けず夢に挑戦する姿はやっぱり素敵で、話が進むに連れてどんどん面白くなって、どんどん惹き込まれていきました。
音楽で成功を夢見るというストーリーはありがちではありますが、やはり楽しいですよね。エミネムの「8Mile」ほどクールには行きませんが、温かみがあってよかったです。
作品名 パティ・ケイク$
原題 PATTI CAKE$
製作年 2017年
製作国 アメリカ
時間 109分
公開日 2018年4月27日
監督 ジェレミー・ジャスパー
脚本 ジェレミー・ジャスパー
出演 ダニエル・マクドナルド
ブリジット・エヴァレット シッダルタ・ダナンジェイ
ママドゥ・アティエ サー・ンガウジャ
MCライト キャシー・モリアーティ