「マトリックス レザレクションズ」感想
★★★★
『マトリックス』シリーズの20年ぶりの4作目。前作から20年後の世界で、再び仮想世界=マトリックスから覚醒した主人公ネオが、恋人トリニティーを救うためマトリックスで新たな敵と闘うSFアクションです。
前の三作を観てからだいぶ時間が経っていたので、少し要点を復習をしてから観に行きました。それが良かったのか、冒頭から専門用語が出てきても混乱することなく、ストーリー全体も今までで一番分かりやすく感じました。これから観る方はシリーズの設定だけでもおさらいしておくといいと思います。
少し残念だったのは、さすがに1作目を観た時のような衝撃は得られないこと。斬新な設定と映像に当時は最先端のカッコよさを感じましたが、今回は新しいより懐かしい、の方が強かったです。主演の2人もさすがに年を取ったな、でも頑張ってるな、なんて感心したり。先を行っていたマトリックスの世界に時代が追い付いてきたのかも知れませんね。
映像やアクションは、近年のハリウッド大作では普通のレベルですが、十分なクオリティです。マトリックスシリーズがもっと観たいと思っていた私には楽しめる新作でした。
一部で日本が舞台になっていて、新幹線や富士山や畳の間が出てきたところも嬉しいポイントでした。
あとはところどころパロディっぽく笑いを入れていて、哲学的な重さや難しさがあるマトリックスシリーズの世界を、しゃれで楽しませるようなところがあったので、それを受け入れられるかどうかで評価は分かれるかも知れませんね。私は嫌じゃなかったです。
作品名 マトリックス レザレクションズ
原題 THE MATRIX;RESURRECTIONS
製作国 アメリカ
時間 148分
公開日 2021年12月17日
監督 ラナ・ウォシャウスキー
出演 キアヌ・リーヴス キャリー=アン・モス
ジェイダ・ピンケット=スミス
ヤーヤ・アブドゥル=マティーン二世
プリヤンカー・チョープラー・ジョナス
ニール・パトリック・ハリス ジェシカ・ヘンウィック
ジョナサン・グロフ クリスティーナ・リッチ