「ゴッホ~最期の手紙~」感想
★★★★★
天才画家フィンセント・ファン・ゴッホの死の真相を追っていくサスペンス。総勢125名の画家によって描かれた動く油絵のによって描かれるアニメーション映画。
ゴッホは好きな画家の1人なので、これまでも映画や本でいくつも伝記を見ましたが、今作は知らなかった情報や新しい解釈があって非常に興味深く鑑賞しました。謎を解いていくサスペンスとしてとても面白かったです。
なんといっても感動したのはやはりゴッホの油絵で構成されたアニメーションです。たった1枚の静止画でもずっと観ていられるゴッホの名画が、一瞬一瞬動いていくのですから、感動が追い付かなくて焦るほどでした。
場面が移り変わるたびに、あぁ惜しい、もっと観ていたいという感じでしたね。この映画のために6万2450枚もの油絵が描かれたそうですが、相当に根気のいる作業だったでしょう。こんなアニメが観られるなんて本当に夢みたいでした。ゴッホが観たらなんて言っただろうかと思います。
芸術的アニメーションとして最高の作品だと思うので、絵画が好きな人にぜひ観て欲しいです。
作品名 ゴッホ~最期の手紙~
原題 LOVING VINCENT
製作国 イギリス=ポーランド
時間 96分
公開日 2017年11月3日
監督 ドロタ・コビエラ ヒュー・ウェルチマン
脚本 ドロタ・コビエラ ヒュー・ウェルチマン
出演 ダグラス・ブース ジェローム・フリン
ロベルト・グラチーク ヘレン・マックロリー
クリス・オダウド シアーシャ・ローナン
ジョン・セッションズ エレノア・トムリンソン
エイダン・ターナー