「未来のミライ」感想
★★★
生まれたばかりの妹に嫉妬するに4歳の男の子と、未来からやってきた妹との冒険と家族のドラマを描くファンタジーアニメです。
テンポがすごく淡々としていて起承転結が緩いのと、設定があちこち変なのと、吹替が合ってないのと、あまり完璧とは言えない作品かなと思います。これまでのような奇想天外な冒険やファンタジー大作を期待していたので、イメージと違ってちょっとびっくりしました。
でも原作・脚本も兼ねている細田守監督が家族のことを描いた作品で、監督本人の想いを強く感じる内容でした。過去から未来へ、ずっと繋がっている家族のことを描きたかったのでしょうね。細田監督の長男と4歳下の長女の様子から着想を得たということですし、ご家族への愛情をたっぷり込めて作った作品なのだろうと思いました。
そう思うとあまり文句を言う気持ちにはなりません。そのメッセージ性には温かいものを感じたし、じんわり伝わってくるものがあった作品です。
作品名 未来のミライ
カナ ミライノミライ
製作年 2018年
製作国 日本
時間 98分
公開日 2018年7月20日
監督 細田守
原作 細田守
脚本 細田守
声優 上白石萌歌 黒木華
星野源 麻生久美子 吉原光夫
宮崎美子 役所広司 福山雅治