高橋大輔さん主演「氷艶 hyoen2019 -月光かりの如く-」感想
7月26日、フィギュアスケートx光源氏のアイスショー「氷艶 hyoen2019 -月光かりの如く-」を1人で観に行きました。
2017年にもフィギュアスケートx歌舞伎の「氷艶 hyoen 2017 -破沙羅-」を観てすごく感動したので、また行ってきたのです。
本当は誰かを誘うつもりで、先行予約にペアで何組も応募しましたが全部外れ。1口だけ1枚で申し込んだらそれが当たったので、ちょっと寂しく1人で行ってきました。ちなみにチケットはアリーナ席で23000円でした。高いですね~。
「氷艶」は他のアイスショーとは全く違う氷上の舞台です。
今回は宮本亜門さん演出なので、宝塚の柚希礼音 さんや平原綾香さんの歌に合わせてミュージカルみたいな感じかな?と予想していましたが、始まってみるといい意味で裏切られました。
最初に戸惑ったのは、高橋大輔さんの堂々とした演技。台詞がいっぱいあって、それが上手すぎて、この声は口パク?俳優さんの吹替えかな??と思いました。
でもあまりにも声が一緒。隣の人にどう思うか話しかけたかったくらいでしたが、しば~らくしてどう考えても本人の声だと分かりました。
前にも「ラブオンザフロア」の舞台で雰囲気のある台詞を聞いたことはあったけど、こんな舞台俳優さんみたいな声量が出るなんて心底びっくり。テレビでマイク持ってる時の、あの噛み噛みの人(失礼!)とはまるで別人でした。
後半もっともっとびっくりしたのは、まさかの高橋大輔さんの歌声。ん?今度こそ吹替え?口パクかな?と疑ってみるも、どう考えても本人が歌ってました。
歌声がぜんぜん素人っぽくない。もう立派なミュージカル俳優さんではないですか。本当に開いた口がふさがらないくらい驚きました。スイッチが入った時の高橋大輔さんって本当にすごい。
ちなみに私はいわゆる大ちゃんファンではなく、フィギュアスケートとエンターテインメントが好きな人間なのですが、高橋さんの才能には毎回感動させられています。
舞台全体の感想についても、今回も素晴らしかったです。
芸術性については2017年の歌舞伎との融合の方が私の好みでしたが、今回は終始テンポよく、飽きることなく最後まで観ることが出来て、ストーリーも非常に分かりやすかったのは良かったです。
俳優さん達のスケートも見事だったし、スケーターの演技も見事だったし、相当に練習を積んだであろうことがよく分かるショーだった思います。
セットも衣装も豪華絢爛でしたしね、何もかもが本当に美しかった。
終わってみれば2万3千円も全然高くなかったです。
本当は出演者全員のすばらしさを語りたいところですが、この辺で止めておきたいと思います(笑)
<公演概要>
氷艶 hyoen2019 -月光かりの如く-
公演期間 2019/7/26(金) ・ 2019/7/27(土) ・ 2019/7/28(日) 会場 横浜アリーナ (神奈川県)
出演
高橋大輔 / ステファン・ランビエル / 荒川静香 / 柚希礼音 / 平原綾香 / 福士誠治 / 波岡一喜 / ユリア・リプニツカヤ / 鈴木明子 / 織田信成 / 村上佳菜子 / 西岡徳馬 ほか
演出:宮本亜門
テーマ曲:松本孝弘
劇中曲:川井憲次
脚本:都部寸
振付監修・所作指導:尾上菊之丞
振付:宮本賢二/新海絵理子
アーティスティック コンサルタント:VOGUE JAPAN
インタラクティブ プロジェクション:チームラボ