「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」感想
★★★☆
ハリウッド黄金時代の1969年のロサンゼルスが舞台。西部劇の俳優(ディカプリオ)と彼のスタントマン(ピット)を主人公に、当時の人々や事件を描きます。
何も予備知識もなく観る場合、最大の魅力はキャストです。特に意味のなさそうなストーリーでもキャストの力ですごい映画だと思わせるような迫力がありました。ブラピやマーゴット・ロビーは、絵になるシーンがたくさんありました。逆にいえば、これで主演が違う人だったら私にはあまり楽しめる要素がなかったとも思います。161分、かなり長いですしね。
タランティーノお約束の激しいバイオレンスは映画を盛り上げる大事な要素なのでしょうけど、私には早く終わるのを待つだけのきつい時間でした。血みどろ苦手な方は要注意です。
ただし、マンソン事件のことを鑑賞後に調べてからちょっと見方が変わって、ラストには意味があったのだと納得がいきました。
この映画をより理解するには、当時のことを知っておく必要がありそうです。人物としてはシャロン・テート、チャールズ・マンソン、ロマン・ポランスキー、ブルース・リーなどについて。その上でタランティーノ独自の表現で架空の話が作られているのが見どころです。
作品名 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
原題 ONCE UPON A TIME IN HOOLLYWOOD
製作国 アメリカ
時間 161分
公開日 2019年8月30日
監督 クエンティン・タランティーノ
脚本 クエンティン・タランティーノ
出演 レオナルド・ディカプリオ ブラッド・ピット
マーゴット・ロビー エミール・ハーシュ
マーガレット・クアリー ティモシー・オリファント
ジュリア・バターズ オースティン・バトラー
ダコタ・ファニング ブルース・ダーン マイク・モー
ルーク・ペリー ダミアン・ルイス アル・パチーノ
カート・ラッセル ゾーイ・ベル マイケル・マドセン