「フォードvsフェラーリ」感想
★★★★
1966年のル・マン24時間耐久レースで、絶対王者のフェラーリに挑んだフォードの実話を映画化。エンジニアのキャロル・シェルビーと、レーサーのケン・マイルズ2人の闘いを描いていきます。
車には全く詳しくないので専門用語はチンプンカンプンでしたが、ドラマとしては楽しむことができました。ル・マンの伝説のレースの話も全く知らなかったので、すべて新鮮な気持ちで観ることが出来たのは逆に良かったかも知れません。
全般的にはフォード対フェラーリというより、フォードの現場対上層部の闘いの方が熱く描かれているように感じました。勝つためのレースをしたい2人に対して、車を売るためのレースをしたい上層部はかなりの悪役に見えましたね。
そんな社内のごたごたは私にはちょっと退屈でしたが、見入ってしまったのはド迫力のレースシーンです。レース結果ももちろん知りませんから、先が読めなくて手に汗握ってしまいました。
車に興味がない私ですが、より早い車を作りたい技術者たちと、命懸けで挑むレーサーの熱い思いを見せてもらって、彼らのプライドが少しだけ理解できた気がします。
作品名 フォードvsフェラーリ
原題 FORD V. FERRARI
製作年 2019年
製作国 アメリカ=フランス
時間 153分
公開日 2020年1月10日
監督 ジェームズ・マンゴールド
出演 マット・デイモン クリスチャン・ベール
ジョン・バーンサル カトリーナ・バルフ
トレイシー・レッツ ジョシュ・ルーカス ノア・ジュプ