「億男」感想
★★★☆
『世界から猫が消えたなら』などの川村元気による小説を大友啓史監督が映画化。宝くじで3億円を当てた男が、盗まれた当選金とかつての親友を追いながら、本当の幸せについて模索していきます。
お金の価値とか、お金を持った人の生き方とか、そんなものを教えてくれる映画なのかなと思って観ました。
確かに大金と向き合う人々を描いているのですが、出てくる人達も、エピソードも、(庶民には)現実離れしている感じがして、お金にまつわるうんちくはあまりピンと来なかったかな。
それよりも、観終わって少し経った今心に残っているのは主人公と友人の関係で、2人が想いを語り合うシーンがとても良かったです。ここにすべて詰まっている気がしました。
お金の意味については答えはもらえなかったけれど、お金や人生について、自分で考えるきっかけはくれる映画かも。そして結局、お金より大事なものがあることに気づかされるのだと思います。
作品名 億男
カナ オクオトコ
製作国 日本
時間 116分
公開日 2018年10月19日
監督 大友啓史
原作 川村元気
脚本 大友啓史 渡部辰城
出演 佐藤健 高橋一生
藤原竜也 北村一輝
沢尻エリカ 池田エライザ