「スキャンダル」感想
★★★★
作品名 スキャンダル
原題 BOMBSHELL
製作年 2019年
製作国 アメリカ
時間 109分
公開日 2020年2月21日
監督 ジェイ・ローチ
脚本 チャールズ・ランドルフ
出演 シャーリーズ・セロン
ニコール・キッドマン マーゴット・ロビー
ジョン・リスゴー ケイト・マッキノン
コニー・ブリットン マルコム・マクダウェル
アリソン・ジャネイ
アメリカで視聴率ナンバーワンを誇る保守派テレビ局<FOXニュース>の社内で、2016年に実際に起きたセクシュアルハラスメントの裏側を描いたドラマ。アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞受賞
シャーリーズ・セロン、ニコール・キッドマン、マーゴット・ロビーの豪華競演が観たくて鑑賞。3人とも存在感があって素晴らしかったです。特に実名でベテランキャスターを演じた2人はオーラと迫力が圧倒的。実際の人物もすごい大物なのだろうと思いました。
ストーリーの方はセクハラと権力に立ち向かうという大まかな流れは分かりやすいのですが、その社会的背景は日本人にはちょっと分かりにくい部分もありました。
FOXニュースは共和党支持派のニュース専門テレビ局で、選挙戦にも強い影響力があり、そのCEOであるロジャーは業界の帝王とも言われる人物だということ、くらいの予備知識は必要です。
内容は衝撃的でした。映画としていうならもう少し劇的な攻防戦があっても良かったと思いますが、実話でしかもつい最近の出来事のようなので、脚色しすぎることなく真面目に描いたのでしょうね。セクハラの描写は極力避けながらもその卑劣さを上手く表現していたのは好感が持てました。
巨大な敵に向かっていった女性たちの姿は知的でかっこよく、爽快でした。