「あの頃、君を追いかけた」感想
★★★
ギデンズ・コーの自伝的小説が原作の台湾映画をリメイク。山田裕貴が演じるやんちゃな男子と、乃木坂46の齋藤飛鳥が演じる優等生マドンナの青春ラブストーリーです。
ちょっとおバカで恥ずかしい、甘酸っぱい学生時代を思い出すような青春映画でした。
映像がきれいで雰囲気はロマンティック。中身はけっこうハチャメチャでギャグも多くて、エネルギッシュな内容です。
脚本の方はオリジナルが評価されているようなのでしっかりしているだろうと思ったのですが、残念ながらちぐはぐな演出があちこちあった印象。台湾の話をそのまま日本を舞台にしてリメイクするのに無理があったのかも知れませんね。背景がしっくり来ない分、肝心の2人の気持ちの流れも掴みづらかったです。
それでも場面場面を切り取ってみれば、素敵なシーンもありました。良かったのは山田裕貴さんが全力で演じていたところと、齋藤飛鳥さんの清楚な雰囲気でしょうか。2人の魅力は出ていたので、ファンなら観る価値がある作品だろうと思います。
評判の良い台湾版の方もいつか観てみたいです。
作品名 あの頃、君を追いかけた
製作年 2018年
製作国 日本
時間 114分
公開日 2018年10月5日
監督 長谷川康夫
原作 ギデンズ・コー
出演 山田裕貴 齋藤飛鳥
松本穂香 佐久本宝
國島直希 中田圭祐 遊佐亮介