「野性の呼び声」感想
★★★★
作品名 野性の呼び声
原題 CALL OF THE WILD
製作年 2019年
製作国 アメリカ
時間 100分
公開日 2020年2月28日
監督 クリス・サンダース
原作 ジャック・ロンドン
脚本 マイケル・グリーン
出演 ハリソン・フォード カレン・ギラン
ダン・スティーヴンス オマール・シー
ブラッドリー・ウィットフォード
ジャック・ロンドンによる名作小説を基にしたアドベンチャー大作。売られてそり犬となった雑種犬バックが、アラスカを旅して冒険する様子をドラマチックに描いています。
ハリソン・フォード主演というのが宣伝文句になっていましたが、主役は完全に犬のバックで、特に前半は別の飼い主とのドラマが描かれていました。
意外だったのは、犬のバックがほぼCGアニメだったこと。良くも悪くもディズニーアニメらしいコミカルで表情豊かなワンちゃんとして描かれていました。そのため野性をあまり感じられなかったのは残念でしたが、危険なシーンでも安全面は心配する必要がなく、その点では気楽に観ることができましたね。
全体的には楽しめる物語でした。扱いにくい飼い犬だったバックが野性を取り戻していく生き様がかっこよく、老人との友情も温かくて。大自然の中の犬ぞりのシーンも気持ち良かったです。残酷な描写はほとんどなく、スリルあり感動ありの娯楽作。家族みんなで楽しめるファミリーアドベンチャーだと思います。
🎥 🎥 🎥
私は以前アラスカ旅行中に犬ぞりに乗せてもらったことがあります。その時に私を乗せてくれた犬さんたちがとても陽気でフレンドリーで、飛びついて歓迎してくれたときはとても感動したのを覚えています。
早く行こう、もう一周しよう、と跳ねる様子を見たら、可愛がられているのがよく分かって嬉しかったですね。一緒に凍った川まで行ってオーロラを観たのは私の人生最高の思い出の1つですが、この映画を観てその景色が鮮明に蘇ってきました。