「沈黙のパレード」感想
沈黙のパレード (文春文庫
★★★☆
内容
『容疑者xの献身』『真夏の方程式』に続く、東野圭吾の小説を原作にした『ガリレオ』シリーズの劇場版第3弾。少女殺害事件の容疑者が殺された事件の真相を警察と物理学者の湯川が追っていきます。
感想
9年ぶりのシリーズ新作。期待以上でも以下でもなく、それなりに楽しめました。
主要キャストはテレビシリーズからのメンバーが揃っていて、お馴染みのやり取りがあり安定感がありますね。それに加えて今回のエピソードは登場人物が多く、それぞれの役割や演技の見せ場が見どころだったと思います。
謎解きに関してはちょっと無理やり感があったかな。犯罪に関する科学の使い方も強引な感じがしました。でもそれは以前からこのシリーズの特徴だったのでこんなものかなと。
その代わり犯人の心理や人間関係の描写を興味深く観てました。豪華キャストなので推理しながら観るのは楽しかったですよ。ただ映画直前のテレビスペシャルでは村上虹郎さんの演技に感動しましたが、今作は人数が多い分1人1人の描き方が浅くなってしまったのか誰にも感情移入できず。感動とまではいかなかったのが少し残念です。
映画らしい娯楽性はあって、テンポも良かったのでとりあえず退屈することなく観れたのは良かったです。
映画情報
作品名 沈黙のパレード
製作国 日本
時間 130分
公開日 2022年9月16日
監督 西谷弘
原作 東野圭吾
脚本 福田靖
出演 福山雅治 柴咲コウ 北村一輝 飯尾和樹
戸田菜穂 田口浩正 酒向芳 岡山天音 川床明日香
出口夏希 村上淳 吉田羊 檀れい 椎名桔平
