「シチズンフォー スノーデンの暴露」感想
★★★★☆
作品名 シチズンフォー スノーデンの暴露
原題 CITIZENFOUR
製作年 2014年
製作国 アメリカ=ドイツ
時間 114分
公開日 2016年6月11日
監督 ローラ・ポイトラス
製作総指揮 スティーヴン・ソダーバーグ
脚本 ローラ・ポイトラス
出演 ローラ・ポイトラス グレン・グリーンウォルド
ウィリアム・ビニー ジェイコブ・アッペルバウム
エドワード・スノーデン ユーウェン・マカスキル
ジェレミー・スケイヒル
2013年CIAおよびNSA(国家安全保障局)の職員だったスノーデンが、世界中の人をネットで監視するシステムについて暴露し、世界を震撼させた事件のドキュメンタリー。
まず危険を顧みず極秘情報を内部告発し政府に指名手配されているスノーデン氏と、この映画を撮った監督とスタッフの勇気に感謝したいです。
アカデミー長編ドキュメンタリー賞など多くの賞を受賞した今作、多くの人が観るべき作品だと思います。私ももっと早く観るべきでしたね。
実際に機能していたアメリカ政府の監視システムは、マイクロソフト、グーグル、ヤフー、フェイスブック、アップル、ユーチューブなどのサーバに直接入って、自由にすべての個人情報を見ることが出来るというもの。令状も許可も不要で、盗撮や盗聴、メールやファイルの中身まですべて見ることが可能です。驚いたのはテロの容疑者などではなく、やましいことは何もない私でも誰でも対象になり得るということ…他にも驚きの事実がいっぱいです。
ドキュメンタリーですが、まるでサスペンス映画。ホラー映画より怖いです。まるで映画を観ている自分まで危険にさらされているような緊張感を感じました。映画として観ても退屈はしない映画のような話。スノーデン氏が自分の人生を賭けて暴露してくれたのですから、みんな観ておいた方が良いと思います。
※続けて観た映画「スノーデン」の感想を次の記事で書きます。