「幸せなひとりぼっち」感想
★★★★☆
愛妻を亡くし自分も後を追うことを考える老人が、隣に引っ越してきた家族らとの交流を通して徐々に町の人に心を開いていく人間ドラマ。
頑固で口うるさい偏屈な高齢男性が主人公。最初はあまり関わりたくないタイプの人だなと思ったけれど、最後はご近所さんになりたいと思うくらいその人柄が好きになりました。よく知るほどに温かくて切なくて、なんだか胸がいっぱいになってしまいましたね。
ほのぼのとコメディタッチで描きながら、とても大事なものを教えてくれている作品。人生について、人との関わりについて、考えさせられる映画でもありました。
似たような題材の映画はこれまでにもいくつか観ましたが、今作は映像も人物も魅力的で、描き方が秀逸だと思います。
作品名 幸せなひとりぼっち
原題 EN MAN SOM HETER OVE / A MAN CALLED OVE
製作年 2015年
製作国 スウェーデン
時間 116分
公開日 2016年12月17日
監督 ハンネス・ホルム
原作 フレドリック・バックマン
脚本 ハンネス・ホルム
出演 ロルフ・ラスゴード バハー・パール
フィリップ・ベリ イーダ・エングヴォル
カタリナ・ラッソン