「しあわせへのまわり道」感想

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しあわせへのまわり道

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★★★☆

『死ぬまでにしたい10のこと』のイザベル・コイシェ監督作。性別も年齢も人種も違う二人が、運転の教習を通して交流し、再生していく姿を描いたヒューマンドラマ。

 

夫から突然離婚を突き付けられた書評家の女性が、インド人ドライバーに車の運転を習うことになることから始まるお話。原題はそのまま「LEARNING TO DRIVE」で、それは車のことでもあり人生のことでもあるようです。

お互い生き方や考え方が全く違う相手から学ぶことがたくさんあったというわけですね。ただの友達よりは深く、恋人まではいかない距離感が、なかなか絶妙で素敵でした。

ドライバーの先生の方も特別な人格者というわけでもなく、駄目な部分も見えたところは(ちょっとがっかりしつつも)リアリティがあったと思います。

誰でも、どんな年齢になっても、出会った人から学ぶことはあるのだろうなと思いました。相手が自分とは全く違う価値観を持った人ならなおさらそうなのかも。

私自身は新しい出会いはだんだん少なくなっていると感じます。特に異文化交流の機会はなかなか無いので、せめてこうして映画を観ることで色々感じたい。
映画としてすごく面白いというほどではないけど、観て良かったです。

 

作品名 しあわせへのまわり道
原題  LEARNING TO DRIVE
製作年 2014年
製作国 アメリカ
時間  90分
公開日 2015年8月28日
監督  イザベル・コイシェ
原作  キャサ・ポリット
脚本  サラ・ケルノチャン
出演  パトリシア・クラークソン
ベン・キングズレー ジェイク・ウェバー
グレース・ガマー サリタ・チョウドリー
アヴィ・ナッシュ サマンサ・ビー
マット・サリンジャー ダニエラ・ラベンダー
制限:PG12


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