「マグリット展」感想
「マグリット展」感想
国立新美術館で6月29日まで開催中のマグリット展に行ってきました。
行ったのは5月1日の午後ですが、そんなに混んでなくてゆっくり観ることが出来ましたよ。同時にルーブル美術館展もやってたのでそちらの方が混んでたのかもしれません。
代表作130点、かなり充実した内容で見応えがありました。
若い頃から晩年まで年代ごとの代表作を順に観ることが出来たので、どんな風に作風が変わっていったのかがよく分かって興味深かったです。特に戦時中にガラッと絵が変わっていたのは初めて知りました。他の画家は戦争中は絵が暗くなる人が多いと思いますが、マグリットは逆に明るくなっているのです。このマグリットの「ルノワールの時代」は“アンチテーゼ”だそうで、やっぱり面白い人だなと思いました。
シュルレアリスム(超現実主義)については…文章で説明を読んでもよく分かりませんね。絵の横に書いてある説明書きの意味さえちゃんと理解出来なくて、3回ぐらい読み返して理解するのを諦めたものもありました。でも難しく考えずに観るととても面白いのです。不思議なパワーがある絵がいっぱいのいい展覧会でした。