「名も無き世界のエンドロール」感想
★★★☆
第25回小説すばる新人賞の行成薫の小説を映画化。表社会と裏社会でそれぞれ成り上がった幼なじみのふたりが巻き起こす、サスペンスドラマ。
中盤まではサスペンス要素がほとんどなく単調に話が進むので、やや退屈に感じてしまいました。
終盤は盛り上がるものの、キャッチコピーにもなっている<衝撃のラスト>はちょっと強引過ぎた印象。そこに行くまでの過程も非現実的でちょっと入り込みずらかったですね。
観終わってからあれこれ納得が行かず、突っ込んでしまいました。
でも三人の幼なじみの絆を描く物語としては切ない雰囲気が良かったと思います。主演の2人のファンだったら余計なあれこれを考えずに感情移入出来たのかな。回想シーンの純粋な愛や友情は美しかったです。
作品名 名も無き世界のエンドロール
製作国 日本
時間 100分
公開日 2021年1月29日
監督 佐藤祐市
原作 行成薫
脚本 西条みつとし
出演 岩田剛典 新田真剣佑 山田杏奈
中村アン 石丸謙二郎 大友康平 柄本明