「溺れるナイフ」感想
★★★☆
ジョージ朝倉の同名コミックを実写映画化。東京で雑誌モデルをしていた少女と、神主一族の跡取りの少年の、10代の激しい感情が絡み合うラブストーリー。
評判があまり良くないのは知っていたので期待せずに観たのですが、意外に悪くない映画でした。
まず主演の2人がとてもいいと思います。田舎の景色の中で特別なオーラを放っていて、映像もとてもきれい。10代特有の不安定でむき出しの感情は、痛々しいけど輝いていてまぶしかったですね。
ストーリーの方は駆け足で進んでいく印象で、原作を読んでない私には疑問に思う部分が多くありました。多分原作では描かれているところなのかな。その辺が低評価になってしまった理由かも知れませんね。
でも17巻もある原作を111分の映画にした時点で細かい説明はきっと無理。この映画は雰囲気を楽しむものと割り切って観た方がいい気がします。
小松菜奈さん、菅田将暉さん、重岡大毅さんの瑞々しい演技良かったです。
作品名 溺れるナイフ
製作年 2016年
製作国 日本
時間 111分
公開日 2016年11月5日
監督 山戸結希
原作 ジョージ朝倉
脚本 山戸結希 井土紀州
出演 小松菜奈 菅田将暉
重岡大毅 上白石萌音 志磨遼平
斉藤陽一郎 峯豪一 伊藤歩夢