「屍人荘の殺人」感想

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屍人荘の殺人

屍人荘の殺人 prime video

 

★★★

デビュー作にして複数のミステリー賞を受賞した今村昌弘の小説を実写映画化。山奥のペンションを舞台に、連続殺人に巻き込まれた大学生たちが謎を追っていきます。

 

また誰か殺されるかも知れない、仲間の中に犯人がいるかも知れない、というミステリー王道の設定ではあるのですが、映画のジャンルとしてはゾンビ映画という印象でした。あまり完成度の高くない特殊メイクのゾンビがゆっくり暴れまわる様子は、怖いというより面白かったですけどね。狙いだったのかどうかは謎ですが、全く怖くなくて個人的には助かりました。主演の2人の掛け合いもコミカルだったので、ホラーコメディと言ってもいいのかも知れません。

かなりB級感があるので、真剣に謎を追うのは途中で止めて、何やってるんだろうと突っ込みながら気楽に観させてもらいました。展開が早いので退屈ではなかったです。

肝心の謎解きについては、半分は納得したものの半分は解明しないまま終わってしまい、かなり不満に思いました。原作は読んでいませんが、ミステリー大賞を取るような作品がこんな中途半端で終わるなんて…。続編「魔眼の匣の殺人」はすでに出版されているようなので、全ての謎が明かされているのか気になります。

 

作品名 屍人荘の殺人
カナ  シジンソウノサツジン
製作年 2019年
製作国 日本
時間  120分
公開日 2019年12月13日
監督  木村ひさし
原作  今村昌弘
脚本  蒔田光治
出演  神木隆之介 浜辺美波 葉山奨之
矢本悠馬 佐久間由衣 山田杏奈 大関れいか
福本莉子 塚地武雅 ふせえり 池田鉄洋
古川雄輝 柄本時生 中村倫也


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