「ミス・シェパードをお手本に」感想
★★★
作品名 ミス・シェパードをお手本に
原題 THE LADY IN THE VAN
製作年 2015年
製作国 イギリス
時間 103分
公開日 2016年12月10日
監督 ニコラス・ハイトナー
原作 アラン・ベネット
脚本 アラン・ベネット
出演 マギー・スミス アレックス・ジェニングス
ジム・ブロードベント フランシス・デ・ラ・トゥーア
ロジャー・アラム
劇作家ベネットと、車上生活を送るホームレスの老婦人との関わりを描いた実話。同じキャストと演出家のチームで上演された舞台劇を映画化したもの。
バンで車上生活する女性の人柄や過去を知っていく様子が劇作家ベネットの目線で回想されていくのですが、かなり淡々と話しは進んでいきます。偏屈で不潔なおばあちゃんミスシェパードにどれだけ興味を持てるかで、映画への評価も変わるだろうと思います。
主演のマギー・スミスさんはもう80歳を超える高齢ですが、いつも凛としていて知的で好きな女優さんです。このみすぼらしい役には驚きましたが、やはりオーラがあって不思議と惹きつけられますね。この役は彼女でなければ観てられなかったと思いました。
原題は「THE LADY IN THE VAN」で、邦題は映画の内容からするとちょっと意味不明でした。お手本には出来ない悲しい人生、運命を変えてあげたかったですね。