「COLD WAR あの歌、2つの心」感想
★★★★
作品名 COLD WAR あの歌、2つの心
原題 ZIMNA WOJNA / COLD WAR
製作年 2018年
製作国 ポーランド=英=仏
時間 88分
公開日 2019年6月28日
監督 パヴェウ・パヴリコフスキ
出演 ヨアンナ・クーリグ トマシュ・コット
ボリス・シィツ アガタ・クレシャ
セドリック・カーン ジャンヌ・バリバール
冷戦下のポーランドで恋に落ちた若い歌手ズーラとピアニストのヴィクトル。十五年間に幾度も別離と再会を繰り返す2人を描いたラブストーリー。
全編モノクロで、クラシック映画を観ているかのようでした。恋愛映画としてはなぜかそこまで私の心には響かなかったのですが、音楽が素晴らしかった。民族音楽やジャズのメロディが美しくてうっとりしてしまいましたね。モノクロの映像も、どこを切り取っても絵になるような、美しさがありました。
淡々と描かれているので娯楽性はあまりなく、少し退屈に感じた時間もありますが、88分なので長くは感じませんでした。芸術性の高い作品だと思うので、じっくり楽しめる人にはおすすめしたいです。
女性の悲しげな歌声と表情がとても印象的で、目と耳と心に…余韻が残っています。