「天気の子」感想
★★★☆
作品名 天気の子
製作年 2019年
製作国 日本
時間 114分
公開日 2019年7月19日
監督 新海誠
原作 新海誠
脚本 新海誠
音楽 RADWIMPS
声優 醍醐虎汰朗 森七菜
本田翼 吉柳咲良 平泉成
梶裕貴 倍賞千恵子 小栗旬
新海誠監督の『君の名は。』以来約3年ぶりのアニメ。家出をして東京に来た少年と、弟と二人暮らしで不思議な能力を持つ少女が出会います。
風景はこれまでどおり綺麗で、話もテンポよく、最後まで飽きずに観ることが出来ました。終盤はハラハラしましたし、少年の一生懸命さにグッとくるシーンもありました。
ただ『君の名は。』のような大きな感動はなく、鑑賞後はなんだか物足りない感じが残りました。
ドラマチックな場面はあるものの、そこに至るまでの背景が描かれていないんですよね。そもそも少年少女が何から逃げ、何と戦っているのか、説得力に欠けます。アイデアはすてきなのに、物語に深みがないのがもったいない。脚本がしっかり練られていない感じがしました。
映像が美しい分、内容ももっと心に訴えかけてくるようなものがあれば素晴らしかったのにと思います。