「ボクは坊さん。」感想
★★★☆
実在の住職、白川密成氏のエッセイを基に映画化。祖父の死をきっかけに24歳で書店員を辞めて坊さんになったった主人公が、経験を積みながら成長していく姿を描いています。
最初は伊藤淳史さんの雰囲気もあってコメディなのかなと思って観始めましたが、ちゃんとしたドラマでした。主人公が真面目に誠実にお坊さんに向き合う姿が描かれていて、こちらも途中から背筋を正して観なくてはという気持ちになりました。
お坊さんといえばもっと徳を積んでからなるものなのかなと思っていましたが、最初は未熟で普通に苦しむものなのですね。当たり前のことですが、お坊さんも人間なんだなと実感しましたね。
映画としてはそんなにドラマティックなストーリーでもなく、ちょっと面白味には欠けるかなと思います。
その代わり所どころでお坊さんのありがたいお話を聞くことができたので、自分も少し成長できたかなと。その点では観てよかったです。
作品名 ボクは坊さん。
製作国 日本
時間 99分
公開日 2015年10月24日
監督 真壁幸紀
原作 白川密成
脚本 平田研也
出演 伊藤淳史 山本美月 溝端淳平
渡辺大知 遠藤雄弥 駒木根隆介
斉藤歩 有薗芳記 松金よね子
濱田岳 松田美由紀 イッセー尾形