「フォルトゥナの瞳」感想
★★★☆
作品名 フォルトゥナの瞳
製作年 2019年
製作国 日本
時間 111分
公開日 2019年2月15日
監督 三木孝浩
原作 百田尚樹
脚本 坂口理子
出演 神木隆之介 有村架純
志尊淳 DAIGO 松井愛莉
北村有起哉 斉藤由貴 時任三郎
「永遠の0」「海賊とよばれた男」などの著者百田尚樹の同名小説を映画化したラブストーリー。死が近い人が透けて見える能力を持つ青年の恋愛と葛藤を描きます。
体が透けて見えるという能力は非現実的だけれど、神木隆之介さんはとても自然に演じていて、意外とすんなり受け入れられました。有村架純さんとの恋愛も微笑ましくて素敵でした。
途中までは非常に好きな展開でしたが、終盤はちょっと納得がいきませんでした。ファンタジーにしてもその世界観でのリアリティは欲しいもの。入り込んで観ていた分、途中から作り話感が強くなってきたのは少し残念でした。特に彼女の目線でストーリーを追って見たときに、つじつまが合わない点がたくさんあるように思えましたね。
それでも2人の透明感のある演技は良かったです。数奇な運命を背負った演技は切なかったですね。
脚本の矛盾は気にせずに、2人の出会いと運命を観ていくなら感動できるかも。
映画全体に漂う美しく切ない雰囲気が素敵な作品だったと思います。