「さよならくちびる」感想
★★★☆
解散を決めた女性デュオ<ハルレオ>と、サポートを担う男性との間で交錯する複雑な想いを、ツアーを通して描いていくロードムービー。
揉めているバンドの裏側を見せられているようで、切なかったです。みんな感情むき出しでぶつかり合って。
でも傷つけ合ってるけど、お互い必要としているような、深い絆も感じましたね。
話自体に起承転結はあまりなく、ストーリー性には欠けていたように思います。
良かったのは3人の存在感と音楽かな。インディーズアーティストらしい雰囲気がすごくありましたね。2人とも声がきれいでかなり本物っぽさがあって、ステージが良かった。
感動するほど心に響く音楽ではなかったのが少し残念ですが、メジャーデビュー前のツアーということなので、少しアマチュアっぽい感じがあるのもリアリティにつながっていたかも。できればもう2、3曲聴いてみたかったですけどね。
映画の主題歌「さよならくちびる」のプロデュースは秦 基博が、挿入歌「たちまち嵐」「誰にだって訳がある」の作詞作曲はあいみょんが手がけています。
作品名 さよならくちびる
製作年 2019年
製作国 日本
時間 116分
公開日 2019年5月31日
監督 塩田明彦
脚本 塩田明彦
出演 小松菜奈 門脇麦 成田凌
篠山輝信 松本まりか 新谷ゆづみ
日高麻鈴 青柳尊哉 松浦祐也
篠原ゆき子 マキタスポーツ