「エルヴィス」感想
★★★★☆
内容
1950年代にデビューし、キングオブロックと称されたエルヴィス・プレスリーの伝記ドラマ。熱狂的人気を得ながらも数々の困難に直面した半生を描きます。
感想
昔「ブルー・ハワイ」というエルヴィスの映画をたまたま観てエルヴィスに興味を持った時期がありました。それで主演作を大量にレンタルしたものの、どれもいまいちですぐに熱が冷めてしまったのですが、その理由が本作を観てわかりました。
本人は実力もスター性もやる気もあったのに、周りにとことん恵まれてなかったのだなと。華やかでも切ない人生です。この映画の中ではトム・ハンクス演じるマネージャーがかなりの曲者ですね。もしこの通りだとしたらかなりの腹立たしい人物です。
ステージ裏の苦労とは逆に、音楽シーンはパワフルで楽しかったです。主演のオースティン・バトラーはこれまで観た記憶が無い俳優さんですが、役作りが素晴らしいですね。エルヴィスの若い時の映像が少ないので正確に再現しているのか分からない部分が多いのですが、きっとこういう風だったのだろうなと思わせてくれました。歌声もダンスもイメージ通りでかっこ良かったです。
エルヴィスの苦難が多く描かれた作品でした。楽しいというよりは、悔しい気持ちの方が強く残ったかも知れません。もっと自由に、もっと大事にされていれば全盛期が長く続いていたのだろうなと思うともったいないですね。
映画情報
作品名 エルヴィス
原題 ELVIS
製作国 アメリカ
時間 159分
公開日 2022年7月1日
監督 バズ・ラーマン
出演 オースティン・バトラー トム・ハンクス
オリヴィア・デヨング ヘレン・トムソン
リチャード・ロクスバーグ ルーク・ブレイシー
ナターシャ・バセット デヴィッド・ウェンハム
ケルヴィン・ハリソン・Jr ゼイヴィア・サミュエル
コディ・スミット=マクフィー