「半世界」感想

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半世界

半世界 prime video

★★★★

阪本順治監督のオリジナル脚本を映画化。田舎で炭焼き職人として働く39歳の男性が、帰郷した旧友と出会い自分を見つめなおしていく人間ドラマです。

登場するのは片田舎で過ごす中年男性たち。描かれているのは、普通は映画の主人公にはなりそうもないような地味な暮らしぶりです。稲垣さんが主演だからちょっとおしゃれに作ってるのかなと思いきや、全然そんなことは無かったですね。登場人物は皆生活感があって、とても人間らしくて、まるでそこに本当に住んでいる人たちのようでした。

その生活を観ているだけでも、なんだか切なく伝わってくるものがありました。淡々としたストーリーなので、何が良かったか説明するのが難しい内容ではありましたが、観終わった後でじわじわ余韻が残っています。

多くは語られないけれど、観た人は色々考えさせられる、そんな映画。
人はこうして生きているんだなと、しみじみ感じるものがありました。日常を切り取った小さな世界の中にも、それぞれの人生とドラマがあって。自分が生きる世界、知らない世界のことを考えさせられました。

 

作品名 半世界
カナ  ハンセカイ
製作年 2018年
製作国 日本
時間  119分
公開日 2019年2月15日
監督  阪本順治
脚本  阪本順治
出演  稲垣吾郎 長谷川博己
渋川清彦 池脇千鶴 竹内都子
杉田雷麟 信太昌之 菅原あき
堀部圭亮 岡本智礼 原田麻由
牧口元美 マレロ江口剣士朗
大浦彰希 大橋逸生 中津川巧
芳野史明 上ノ茗真二 西沢智治
保科光志 井谷三枝子 小野武彦
石橋蓮司


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