「黒い司法 0%からの奇跡」

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★★★★☆

黒人の新人弁護士が黒人の被告人のえん罪による死刑判決を覆すため、人種差別と闘いながら圧倒的に不利な裁判を闘っていく自伝小説を基にした人間ドラマ。

 

えん罪で死刑判決、本当にひどい話です。アメリカで黒人の容疑者が理不尽な裁かれ方をする様を描いた映画はこれまでにも複数観ましたが、その中でも今作は大変リアルでその危機的な状況が真に迫っていました。これが実話なのですから。もう終わった話だと思いながらも悔しくてしょうがなくなりましたね。実際真実が明らかになることもなく生涯を終えてしまった人達が今までにどれだけいたことか…。もちろん日本でもえん罪はありますから、他人事ではありませんよね。

原作の著者でもある主人公の弁護士は、とても誠実で真面目で好感が持てました。ヒーローのような派手さはありませんが正義感を貫く強い心を持った素晴らしい人物でした。こういう人こそ真の弁護士。尊敬に値すると思いました。

映画としてのストーリーもしっかりしていて、主演、助演の2人の演技も素晴らしかったです。観ておくべき映画だと思います。

 

作品名 黒い司法 0%からの奇跡
カナ  クロイシホウゼロパーエントカラノキセイ
原題  JUST MERCY
製作国 アメリカ
時間  137分
公開日 2020年2月28日
監督  デスティン・ダニエル・クレットン
原作  ブライアン・スティーブンソン
脚本  デスティン・ダニエル・クレットン
出演  マイケル・B・ジョーダン ジェイミー・フォックス
ブリー・ラーソン ロブ・モーガン ティム・ブレイク・ネルソン
レイフ・スポール オシェア・ジャクソン・Jr. カラン・ケンドリック


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