「ヒトラーの忘れもの」感想

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★★★★
作品名 ヒトラーの忘れもの
原題  LAND OF MINE
製作年 2015年
製作国 デンマーク=ドイツ
時間  101分
公開日 2016年12月17日
監督  マーチン・サントフリート
脚本  マーチン・サントフリート
出演  ローラン・ムラ ミゲル・ボー・フルスゴー
ルイス・ホフマン ジョエル・バズマン
エーミール・ベルトン オスカー・ベルトン

 

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第2次世界大戦終了後、捕虜となったドイツ兵の少年たちが、デンマークでドイツ軍が埋めた地雷の処理を命じられるという史実を基に描いたドラマ。

まだ10代半ばの少年たちの過酷な運命には胸が苦しくなりました。 デンマーク軍からすれば憎いドイツ兵捕虜ですが、1人の人間として見れば、家に帰りたがっているただの怯えた子供たち。その報復を受けるにはあまりにも幼いのです。
地雷撤去を命令する恐ろしいデンマーク軍曹が、次第に心の中に迷いが生じてくる様子は決して単純ではなく、とても繊細に描かれていて、戦争が残すものの大きさ、恐ろしさを痛感しました。
反戦映画であり、人の心を描いたドラマ。ストーリーは残酷ですが、中身は美しい作品ですね。
戦後74年の今、デンマークとドイツの合作でこの映画が作られたということは素晴らしいことだと思いました。


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