「マスカレード・ナイト」感想
★★★☆
東野圭吾の人気小説シリーズが原作で『マスカレード・ホテル』の続編となるサスペンス。大晦日の仮面パーティーを舞台に、捜査官とホテルマンが未解決殺人事件の犯人を探ります。
前作は面白かった覚えがあったので期待してみましたが、今回は2度目ということで自分でも謎解きをする目線になってしまったせいか、ミステリーとして脚本の荒い部分などがいろいろ気になってしまいました。複雑に入り組んだ設定は面白いのに、その仕掛けに説得力が無いのが惜しいですね。犯人も被害者も映画を盛り上げるために都合よく行動している感じで、驚きも感動もあと一歩という感じです。
ただ種明かしの前に事件にまつわる謎を探って行く過程は楽しかったです。次から次に訪れる宿泊客が個性豊かで面白く、誰がどんな役割なのか、興味深くて飽きることはありませんでした。
主演の2人は華がありますし、豪華キャストを楽しむ娯楽作と割り切って観れば十分に満足できる2時間だったと思います。
作品名 マスカレード・ナイト
製作年 2021年
製作国 日本
時間 129分
公開日 2021年9月17日
監督 鈴木雅之
原作 東野圭吾
脚本 岡田道尚
出演 木村拓哉 長澤まさみ
小日向文世 梶原善 泉澤祐希 東根作寿英
石川恋 中村アン 田中みな実 石黒賢
沢村一樹 勝村政信 木村佳乃 凰稀かなめ
麻生久美子 高岡早紀 博多華丸 鶴見辰吾
篠井英介 石橋凌 渡部篤郎