「猫なんかよんでもこない。」感想
★★★☆
作品名 猫なんかよんでもこない。
製作年 2015年
製作国 日本
時間 103分
公開日 2016年1月30日
監督 山本透
脚本 山本透 林民夫
出演 風間俊介 つるの剛士
松岡茉優 内田淳子 矢柴俊博
パッとしないプロボクサーの青年が兄が拾ってきた2匹の猫の世話を始めるという、実話を元にしたお話し。人気漫画の映画化。
元々犬派だった人が猫の飼い主としてたくさんの間違いを重ねながらだんだん猫好きになっていくというストーリーで、2匹の子猫の愛らしさに序盤は目尻が下がりっぱなしでした。たくさんの可愛いしぐさや表情は見ていてとても楽しく、子猫たちが成長していく描写に関しては★5つ。
その代わり、抱きしめたり怒鳴ったり自分本位で気分屋の主人公に対しては共感しがたい部分が多く、腹が立つというか、悲しい気持ちにもなりました。
ただその飼い主の行動は決して正解として描いているわけではないので、この映画を観た人がこれを教訓にそれぞれ勉強する機会になるなら良いのかも知れません。
原作は全4巻。映画のその後の生活が読めるのでしょうか。きっとその後色々学んで大事にお世話されてるはずだと思います。
猫でもうさぎでも飼い方は人それぞれ考えがあると思うし、失敗も当然あると思います。でもどんな時でも、命を大切にする気持ち、そばにいてくれることに感謝する気持ちは忘れないようにしたいですね。人間の方が偉いなんてことないのですから。