「くるみ割り人形と秘密の王国」感想
★★★★
童話やバレエなどで知られる名作『くるみ割り人形』を実写映画化したファンタジー。亡くなった母からもらった宝箱の鍵を探して、秘密の王国に入り込んだ少女の冒険を描きます。
今作は『くるみ割り人形』を基に作られてはいますが、原作やバレエとは異なる映画独自の設定になっているようです。後付けのような話でもあるため、少し強引なストーリーかも知れませんね。そのため『くるみ割り人形』の昔からのファンの人にはあまり評価されていないようですが、単体で観ればとても美しい映画。私は存分に楽しみました。
異世界の色鮮やかな風景や建物や衣装、音楽もふんだんに使われていて、眺めているだけでもうっとり。とにかく映像美を堪能しました。本当に人形の世界に入り込んだみたいで素敵でした。
そして主演のマッケンジー・フォイはかわいらしく、存在感がありました。「インター・ステラー」で子役を演じていた女の子だと後から分かりましたが、洋服を着替えるたびに見とれてしまうくらい美しかったですね。キーラ・ナイトレイの方は、異世界の人らしい個性ある女性を演じていて、今回はちょっと面白い役でした。
おとぎ話が好きな方、美しい映像に癒されたい方におすすめです。
作品名 くるみ割り人形と秘密の王国
カナ クルミワリニンギョウトヒミツノオウコク
原題 THE NUTCRACKER AND THE FOUR REALMS
製作年 2018年
製作国 アメリカ
時間 99分
公開日 2018年11月30日
監督 ラッセ・ハルストレム ジョー・ジョンストン
脚本 アシュリー・パウエル
音楽 ジェームズ・ニュートン・ハワード
出演 マッケンジー・フォイ キーラ・ナイトレイ
エウヘニオ・デルベス マシュー・マクファディン
リチャード・E・グラント ミスティ・コープランド
ヘレン・ミレン モーガン・フリーマン