「黄金のアデーレ 名画の帰還」感想
★★★★
作品名 黄金のアデーレ 名画の帰還
原題 WOMAN IN GOLD
製作年 2015年
製作国 アメリカ=イギリス
時間 109分
公開日 2015年11月27日
監督 サイモン・カーティス
脚本 アレクシ・ケイ・キャンベル
出演 ヘレン・ミレン ライアン・レイノルズ
ダニエル・ブリュール ケイティ・ホームズ
タチアナ・マズラニー マックス・アイアンズ
チャールズ・ダンス アンチュ・トラウェ
エリザベス・マクガヴァン ジョナサン・プライス
フランシス・フィッシャー
オーストリア政府を相手に第二次世界大戦中にナチスに奪われた叔母の肖像画(クリムトの名画)の返還訴訟を起こした82歳の女性と弁護士の実話を基に描いた人間ドラマ。
世界的に有名でオーストリアにとっては国の宝でもある名画を、アメリカ在住の女性と駆け出しの弁護士が国を相手に取り戻そうとする奇蹟の実話です。
ナチスがユダヤ人から奪った美術品は何万点もあるそうですが、1人で裁判を起こすなんてとんでもない勇気だと思います。ただ絵を取り返す以上に、深い意味があったのだと思います。世界中にあるすべての奪われたものが持ち主の元・国へ戻るべきだと映画を観て改めて感じました。
一緒に戦った弁護士の青年の頑張りも良かったです。そして82歳のマリアを演じるヘレン・ミレンの気品と強さはカッコよかった。