「チャップリンの殺人狂時代」感想

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★★★★
作品名 チャップリンの殺人狂時代
原題  MONSIEUR VERDOUX
製作年 1947年
製作国 アメリカ
時間  123分
製作・監督・脚本・音楽  チャールズ・チャップリン
出演  チャールズ・チャップリン
マーサ・レイ マリリン・ナッシュ

 

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山高帽、ドタ靴、ステッキ姿はこの作品からありません。銀行をくびになった男が保険金殺人を重ねるというストーリー。

チャップリンの独裁者」と同様に痛烈に戦争を批判したこの作品は“赤狩り”の為上映中止になり、チャップリンはアメリカも追われることになります。
私は初期の作品が好きだったので、チャップリンがガラッと変わってしまったことは寂しく感じました。でもそれだけ戦争に対して危機感を感じていたのだろうと思います。
今の時代の人も観るべき、深く考えさせられる風刺になっています。70年も前のメッセージですから、それだけ人は愚かだということかも知れませんが…。
「1人を殺す者は殺人者で、百万人を殺す者は英雄なのか」というセリフは忘れられません。


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