「アメリカンスナイパー」感想
★★★
作品名 アメリカンスナイパー
原題 AMERICAN SNIPER
制作年 2014年
制作国 アメリカ
時間 132分
公開日 2015年2月21日
監督 クリント・イーストウッド
出演 ブラッドリー・クーパー
R15+
イラク戦争でレジェンドと呼ばれた狙撃手を描いた戦争映画。
観終わったときに最初に思い出したのは「チャップリンの殺人狂時代」の「一人を殺せば殺人者だが戦争で100万人殺せば英雄か」ということば。
敵を打ち殺すたびに仲間に称賛されることには違和感を感じました。
敵=“蛮人”を撃つことに罪悪感は無いっていう感覚、恐ろしいです。
それはきっと、お互い同じことを考えているんでしょうね。
この映画は愛国映画なのか反戦映画なのか?
主人公を英雄として描いているのか、怪物として描いているのか?
分からなくて他の方の評論を見たら感想は人それぞれでした。
でもね、どちらにしてもアメリカ目線でしか描かれていないのは不満です。
ほとんどの戦争映画はそうですけどね。
完成度の高い作品で見応えありましたが、作り手のメッセージがハッキリしないのでモヤモヤしたものが残りました。
考えさせるのが狙いだとしたら成功してると思います。