「子熊物語」感想
★★★★★
作品名 子熊物語
原題 L’OURS THE BEAR ( THE BEAR )
製作年 1988年
製作国 フランス
時間 96分
監督 ジャン=ジャック・アノー
製作総指揮 クロード・ベリ
製作 ピエール・グルンスタイン
原作 ジェームズ・オリヴァー・カーウッド
脚本 ジェラール・ブラッシュ
撮影 フィリップ・ルースロ
音楽 フィリップ・サルド
出演 チェッキー・カリョ、ジャック・ウォレンス
アンドレ・ラコンブ
ロッキー山脈の美しい大自然を舞台に子熊と大熊の交流のドラマを描いた動物映画の傑作です。
親を亡くした子熊が成長していくというストーリー。
動物映画にありがちな、人間の言葉をあてた台詞やナレーションなどはありません。
それで感情をここまで表現しきるなんてすごいことだと思います。
おどけた可愛い顔や、怒り狂った顔、傷つき怯えた顔など人間以上の表情を見せています。
しかも動物達に全くケガさせることなく6年の歳月をかけて撮影されたというからこれはもう感動ものです。
自然のままにといっても野生の熊を捉えたドキュメンタリーではなく、しっかりとストーリーがあって、演技をさせて撮っているドラマです。そのドラマが本当に素晴らしいです。
製作者の動物と自然への愛情を感じる温かい作品でした。
動物映画はやはりCGじゃダメだと実感させられます。
私も大好きな作品。動物好きな方にはぜひおすすめしたいです。