「オンリー・ザ・ブレイブ」感想
★★★★
『トップガン』の続編監督を担うジョセフ・コシンスキーが、アメリカの森林消防士たちの実話を映画化。2013年に起きた山火事にたった20人で立ち向かった男たちの姿を描くドラマです。
近年山火事のニュースに胸を痛めることが多いです。テレビを見ながらもっと早く消せないのかなとか、どうにかできないのかなとか呟いていましたが、この映画を観て現実の厳しさを知りました。
山火事の消火がどれだけ危険で難しいか、森林消防士がどんな仕事をしているのか初めて知って愕然としてしまいましたね。知らないって罪です。この映画で少しでも知ることができて良かったと思います。
実話を描いているということで映画としてのストーリー性には面白味が欠ける部分もありますが、最後まで観たら誰もそんなことを言う気にはなれないはず。どの人物も、どのシーンも大事だったことに後から気づきます。
ラストは言葉を失ってしまい体が震えました。そして胸を打つエンドロールでは、実在の人物である20人の消防士の勇姿が心に刻まれました。
災害にトラウマがある人は観ない方がいいかも知れませんが、できれば多くの人が観るべき映画だと思います。
作品名 オンリー・ザ・ブレイブ
原題 ONLY THE BRAVE
製作年 2017年
製作国 アメリカ
時間 134分
公開日 2018年6月22日
監督 ジョセフ・コシンスキー
脚本 ケン・ノーラン エリック・ウォーレン・シンガー
出演 ジョシュ・ブローリン マイルズ・テラー
ジェームズ・バッジ・デール ジェフ・ブリッジス
テイラー・キッチュ ジェニファー・コネリー