「きみの瞳が問いかけている」感想
★★★★
チャップリンの『街の灯』をモチーフにしたという韓国映画『ただ君だけ』のリメイクで、視力を失った女性とキックボクサーの青年の恋を描くラブロマンス。監督は『フォルトゥナの瞳』などの三木孝浩監督。
街の灯は大好きな作品ですが、今作の内容はかなり現代的で雰囲気も全然違ったので、全く別物だと感じました。でもラブストーリーとして、根っこの美しさは同じかも知れません。とても純粋で深い愛が描かれていて、やはり好きなタイプの作品でした。
中盤はちょっと暗い雰囲気に気が重くなってしまったのですが、苦悩に満ちた表情や切ない表情など、2人の演技は深みがあって、とても良かったです。そして感じていた息苦しさも、最後まで観たら清々しく温かい気持ちに変わり、ラストのその先も2人を応援したい気持ちになりました。
それから、映画のメインではありませんが、横浜流星さんのキックボクシングのシーンはすごく迫力があったので、またボクサーの映画でも観てみたいなと思いましたね。
作品名 きみの瞳が問いかけている
カナ キミノメガトイカケテイル
製作国 日本
時間 123分
公開日 2020年10月23日
監督 三木孝浩
脚本 登米裕一
音楽 mio-sotido
出演 吉高由里子 横浜流星
やべきょうすけ 田山涼成 野間口徹
岡田義徳 奥野瑛太 般若 坂ノ上茜
森矢カンナ 町田啓太 風吹ジュン