「この世界の片隅に」感想

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★★★★
作品名 この世界の片隅に
製作年 2016年
製作国 日本
時間  130分
公開日 2016年11月12日
監督  片渕須直
原作  こうの史代
脚本  片渕須直
声優  のん 細谷佳正
稲葉菜月 尾身美詞

 

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人気コミックの映画化。1944年、広島市から呉市に嫁いだ少女が戦時中ながら懸命に生きる様子を描いています。

口コミでじわじわと人気が広がったヒット作ということでかなり期待して観ましたが、やはりいい映画でした。序盤は温かな絵とほんわりした主人公すずの声がとてもよく合ってほっこりした雰囲気。のん(能年玲奈)さんの声が何とも言えず存在感があっていい味を出していました。

このまま皆が無事に生き抜いてくれれば、、映画を観ながらそう願う中、次第に戦況は厳しくなります。やはり切ない、戦争映画。でも戦争映画としては、他にもいい映画があります。私が観て良かったなと感じたのは、観終わった後に家族や友人に感謝したい、今の生活を大事にしたいと思えたことですね。そして日本では昔の話でも、今も世界のどこかでは戦争が起こっていることも忘れてはならないと思いました。

少し不完全燃焼だったのは、セリフや感情の流れから欠けているエピソードがあるんだろうなと思わせる場面がいくつもあったことです。きっと原作に描かれている部分なのでしょうね。原作は未読なのでいつか読んだときにすっきりするかもしれません。


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