「LION/ライオン ~25年目のただいま~」感想
★★★★☆
作品名 LION/ライオン ~25年目のただいま~
原題 LION
製作年 2016年
製作国 オーストラリア
時間 119分
公開日 2017年4月7日
監督 ガース・デイビス
脚本 ルーク・デイヴィス
出演 デヴ・パテル ルーニー・マーラ
ニコール・キッドマン デヴィッド・ウェンハム
サニー・パワール アビシェーク・バラト
プリヤンカ・ボセ タニシュタ・チャテルジー
ナワーズッディーン・シッディーキー
ディープティ・ナバル ディヴィアン・ラドワ
サチン・ヨアブ パッラヴィ・シャルダー
アルカ・ダス
インドのスラム街で生まれた少年サルー。5歳の時に駅で兄とはぐれ、家に帰れないまま25年が過ぎてしまいます。実話をもとにした奇蹟のストーリー。
迷子になる前、優しいお兄さんと少年が一緒に過ごす様子が健気でかわいくて、2人が意図せず引き裂かれてしまったことにとても苦しくなりました。小さな子供が家に帰りたいと願う、そんな単純なことがこんなにも叶わないなんて、切なくて切なくて。でも彼は諦めなかった。自力で、執念で、家に帰ろうとする姿には感動せずにはいられません。
そして良かったのは育ての親であるオーストラリアの夫婦。とても優しく素晴らしく尊敬できる人たちでした。
インドに年間8万人もいるという行方不明の子供のことや、大人たちの様々な対応のこと、色々考えさせられる作品でもありました。
主人公の青年が書いた原作もいつか読んでみたいです。
映画で描かれてない部分も多くあるようですから。
ところで、個人的なことですが、私は4歳の時に引っ越しました。この映画を観た後グーグルマップで記憶だけを頼りに住んでいた住所を探してみましたが、無理でした。インドの広大な土地で1軒の家を探すなんて、信じられません!