「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」感想
★★★★
『007 スペクター』に続くシリーズの第25弾。ダニエル・クレイグの5作目。引退していたボンドがMI6から呼び戻され、科学者の救出に挑みます。『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレックが悪役。
前作に続いて悪の組織スペクターが関わる話になっています。007シリーズの中で、ダニエル・クレイグがボンドを務めた作品は全て話が繋がっているようですね。そのことをすっかり忘れていたので、序盤は状況を掴むのに少し苦労しました。これから観る方は前作までの予備知識が多少あると分かりやすいと思います。
とはいえ、何となく理解できる程度でも、007シリーズは楽しめます。ボンドのキャラクターとヒロインの魅力とカーアクション、全体がかっこ良かった。
そして今回は悪役もとても印象的。ラミ・マレックは独特の存在感があって目が離せない俳優さんです。
ストーリーに関しては、中盤まではいつも通りのスリルある展開でしたが、ラストは想定外。私はもっと違うラストを期待していたので唖然としてしまいました。クールで人間離れしたボンドの、人間らしい一面が見れたことが、嬉しくもあり、切なくもあり…。
余談ですが、監督さんが日系の方だからなのか、能面や畳など和の小物がセンス良かったです。ハリウッド映画に登場する日本文化って変なものが多々ありますが、今作は細部までこだわりが感じられて感心しました。
作品名 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
カナ ダブルオーセブンノータイムトゥダイ
原題 NO TIME TO DIE
製作国 アメリカ
時間 164分
公開日 2021年10月1日
監督 キャリー・ジョージ・フクナガ
出演 ダニエル・クレイグ レイフ・ファインズ
ナオミ・ハリス ロリー・キニア レア・セドゥ
ベン・ウィショー ジェフリー・ライト
アナ・デ・アルマス ダリ・ベンサーラ
デヴィッド・デンシック ラッシャーナ・リンチ
ビリー・マグヌッセン ラミ・マレック