「ロケットマン」感想
★★★★
作品名 ロケットマン
原題 ROCKETMAN
製作年 2019年
製作国 アメリカ
時間 121分
公開日 2019年8月23日
監督 デクスター・フレッチャー
脚本 リー・ホール
出演 タロン・エガートン ジェイミー・ベル
リチャード・マッデン ジェマ・ジョーンズ
ブライス・ダラス・ハワード ステファン・グラハム
スティーヴン・マッキントッシュ
テイト・ドノヴァン チャーリー・ロウ
辛い子供時代を過ごした世界的ミュージシャン、エルトン・ジョンの半生を描いた伝記ドラマ。「ボヘミアンラプソディー」の代役監督となったがフレッチャーが監督。
子供時代からずっと孤独と戦ってきたエルトンの人生を見て、とても悲しい気持ちになりました。誰にも愛されない運命は気の毒だと思いつつ、大事な人をないがしろにして自暴自棄になる姿は残念でならなくて、複雑な気持ちになりましたね。
エルトンを演じたタロン・エガートンは、「キングスマン」の時とはまるで違う人のようで、エルトンの危うい性格を見事に演じていたなと思います。
そして吹替え無しの歌声も素晴らしかったです。「Your Song」は本当に名曲だなぁと、劇中の曲を聴いて改めて思いました。
映画の流れとして、欲をいうなら、もっと明るい部分が欲しかった。エルトン・ジョンに音楽以外の、人としての魅力をもっと感じたかったなというところでした。
スターの伝記ものはどの映画でも薬とお酒と性と差別の問題が描かれているので、そういう意味では映画としてはマンネリ化している感じもあります。実話なのでしょうがないのですけどね。トップに立って正気を保ち続けるって大変なことなのでしょう。
(一生普通であり続けた人の伝記があれば逆に観てみたい…)