「世界から猫が消えたなら」感想
★★★★☆
作品名 世界から猫が消えたなら
製作年 2016年
製作国 日本
時間 103分
公開日 2016年5月14日
監督 永井聡
原作 川村元気
脚本 岡田惠和
出演 佐藤健 宮崎あおい 濱田岳
奥野瑛太 石井杏奈 奥田瑛二 原田美枝子
余命わずかと告げられた青年が、悪魔と取引して世界から一つ何かを消すことで一日生き延びるという不思議な物語。
突拍子もないお話しです。理屈で考えると辻褄が合わないところがいっぱいかもしれませんね。
でもこれはSFではなく主人公の心を描いた物語だと思ったので、私はこの映画が心に染みました。
平凡で大人しい青年ですが、大切な思い出や人との関係があります。
いくつかのエピソードの中では映画好きの友人(濱田岳さん)との関係が一番グッとくるものがありました。
そして、猫の存在は私にとってはうさぎですね。これは感情移入せずにはいられません。
シーンがパパッと変わったり回想になったり、幻想的な雰囲気に自分もすっと入り込んで、夢を見てるような気持ちになりました。ところどころ話に集中出来ないところがあって、ぼーっとしたりもしてしまいました。
つまらなかったからではなく、自分のことを考えていたからかな。
心の奥の方に語りかけてくるような、大切なものに気づかせてくれるような、そんな映画だと思います。
※もう一つのブログ「うさぎと暮らすということ 」の方に関連記事アップしました。