「50年後のボクたちは」感想
★★★☆
作品名 50年後のボクたちは
原題 TSCHICK
製作年 2016年
製作国 ドイツ
時間 93分
公開日 2017年9月16日
監督 ファティ・アキン
原作 ヴォルフガング・ヘルンドルフ
出演 トリスタン・ゲーベル アナンド・バトビレグ
メルセデス・ミュラー アニャ・シュナイダー
ウーヴェ・ボーム ウド・ザメル
ドイツで220万部を売り上げ、世界26カ国で翻訳された児童文学『14歳、僕らの疾走』を映画化。さえない毎日を送る14歳の少年と風変わりな転校生が盗んだ車で旅に出る、青春ロードムービーです。
ドイツ版の「スタンド・バイ・ミー」を想像していたけれど、今作の少年たちはもっと大人でもっと悪さしてました。邦題がきれいなので、微笑ましく観るつもりでいたら、けっこう危なっかしくて逮捕されかねないことしてるし。大人目線で見るからか、眉をひそめる場面が多かったです。良い子は真似しないように…と言いたくなっちゃいますね。
でも、その破天荒さがこの物語の良い部分でもあるのでしょうね。描き方としては明るくて、彼らには悲壮感なし。根は悪い子たちじゃないので、友情が芽生えていくのは嬉しかったし、旅をして何か変われたように見えたのは良かった部分だなと思います。
気になったのはその後こと。余計な心配かも知れませんが、お友達は犯罪を重ねる人生にならないのか、描かれてない部分が気がかりでした。